保護者のそばで目を覚ました赤ちゃんが、うつ伏せで顔を横に向けて見ている場面

タミータイムの時期と時間、
始め方

うつ伏せにした途端に顔が真っ赤になって泣くと、つい手が先に出てしまいます。「これで合っているのかな?」と不安になるのは当然のことです。なぜ必要なのか、その理由から知っておけば気持ちが揺らぎません。

📋 この記事でわかること

  • あおむけ寝の推奨とタミータイムが一緒に出てきた理由
  • 泣いたら失敗なの?(いいえ、違います)
  • 月齢ごとにどう増やしていくの?
  • 嫌がる赤ちゃんに合った入り方3つ

🔍 まず一言でいうと

タミータイムは、赤ちゃんを寝かせるときと反対の姿勢で、起きている間に遊ぶ時間です。眠るときはあおむけで、遊ぶときはうつ伏せで。この2つがそろってこそ、首と背中の筋肉がバランスよく育ちます。

🤔 あおむけで寝かせてと言われたのに、うつ伏せ?

1990年代から、乳幼児突然死症候群(SIDS)の予防のために「あおむけで寝かせる」という推奨が定着しました。AAP(米国小児科学会)とNICHD(米国国立小児保健・人間発達研究所)が示したこの原則のおかげで、SIDSの発生率は大きく減りました。

ところが、赤ちゃんが起きている時間もずっとあおむけで横になっていると、後頭部に圧迫が集中します。頭の骨がまだやわらかい時期なので、一方向にばかり傾くと平らになったり、左右非対称になったりすることがあります。首を持ち上げたり回したりする筋肉が十分に使われず、首すわりが遅れることもあります。

タミータイムは、このバランスを取る時間です。NICHDも「赤ちゃんが起きているときに十分なタミータイムを与えると発達を助け、頭の平らさを減らす」と案内しています。眠るときはあおむけで、起きて遊ぶときはうつ伏せで。この2つはペアとして設計されているのです。

😤 どうしてこんなに嫌がるの?

うつ伏せになると、赤ちゃんは重力を正面から受けます。お腹を床につけて頭を持ち上げるには、首の後ろと背中の上の方の筋肉を使わなければなりません。生まれたばかりの赤ちゃんにとって、これはかなり力のいることです。最初の運動がつらいのは大人も同じですね。

そこに方向感覚も加わります。お腹が下に、顔が低い方に向く姿勢は、赤ちゃんにとって慣れないものです。最初の数日は、この不慣れさに泣いて反応することがよくあります。泣いたからといって失敗ではありません。「この姿勢が存在する」という経験を積み重ねることが、最初の目標です。

📅 月齢ごとにどう変わるの?

生まれてすぐから始められます。へその緒が取れる前でも、ママやパパの胸の上でうつ伏せにする方法なら無理がありません。最初の数週間は、目標を低めに設定するのが正解です。

  1. 0〜4週

    1日1〜2回、1〜2分以内で始めます。床よりも、ママやパパの胸の上でまず慣れさせるのもよいでしょう。やっと顔を片方に向けたり、少し持ち上げたりするだけで十分です。

  2. 1〜2か月

    床で1日合計10〜15分を目標にします。一度に長くやる必要はなく、2〜3分ずつ分けてやってもかまいません。この時期の赤ちゃんは、床で頭を45度くらい持ち上げられるようになります。

  3. 3か月前後

    1日合計30分以上が推奨されます。頭を90度近くまで持ち上げたり、短い間支えたりし始めます。ひじで体を支える姿も見られるようになります。この筋力が、その後の寝返りやおすわりの土台になります。

CDCの発達のマイルストーン基準では、2か月ごろには「うつ伏せのときに頭を持ち上げる」ことが運動発達の確認項目になっています。4か月の基準では「頭を支えられない場合」に追加の観察がすすめられます。タミータイムは、このマイルストーンを直接練習する時間なのです。

🛠️ 嫌がる赤ちゃん、どう始める?

床に下ろせばそれで終わり、ではありません。赤ちゃんによって反応は違いますし、同じ赤ちゃんでも状態によって日ごとに変わります。入り方を少し変えるだけで、続けられる時間が変わってきます。

試してみたい入り方

  • まずは胸の上でママやパパが背中をもたせかけて、30〜45度ほど傾いた姿勢で座ったり横になったりすると、赤ちゃんのお腹が触れる面が、完全に平らな床よりも慣れにくさが和らぎます。顔が近くにあって声も聞こえるので、赤ちゃんにとっては寂しさが少なくなります。
  • 授乳後30分は避けるお腹がいっぱいのときにうつ伏せにすると苦しくなります。げっぷをさせて少し休んだあと、赤ちゃんが目を覚まして静かに周りを探っている状態のときに始めます。
  • 顔の前に一つだけ置く白黒のカードや親の顔のように、目でとらえやすい視覚の刺激が一つあると、赤ちゃんの視線をひきつけてくれます。ガラガラの音を少し使ってもよいでしょう。いくつもまとめて置くと、かえって注意が散ってしまいます。

泣き声が大きくなる前に抱き上げてかまいません。タミータイムは泣くのを我慢させる訓練ではありません。短く試して抱いてあやす経験が積み重なると、赤ちゃんはこの姿勢がそれほど見知らぬものではないと学んでいきます。

❓ よく迷う質問

タミータイムの途中で赤ちゃんが眠ってしまったら?

うつ伏せのまま寝かせてはいけません。必ずあおむけに寝かせます。タミータイムは、赤ちゃんが起きていて、親がそばで見守っている間だけ行う活動です。眠そうなサインが見えたら、すぐに姿勢を変えてあげましょう。

1日に必ず決まった時間だけこなさないといけないの?

推奨時間はあくまで目安です。赤ちゃんの状態によって、ある日は短く、ある日はもう少し長くなることもあります。大切なのは「起きている時間のうちに一度はうつ伏せにしてみる」という感覚を保つことです。

3か月なのに、首すわりがまだ不安定に見えます。

一つの場面だけで判断するのは難しいものです。うつ伏せにしたときに頭を少しでも持ち上げたり回したりするか、両腕を一緒に動かすか、音のする方へ目や頭が反応するかを、数日かけて見てみてください。いろいろな場面でまんべんなくうまくいかないなと感じたら、小児科の健診のときに一緒に確認してみるのがよいでしょう。

✅ 今日さっそくやってみること

うつ伏せ遊び、こうやります

  • おむつを替えたあと、赤ちゃんが目を覚まして周りを探っている瞬間に1〜2分うつ伏せにしてみます。
  • 床が負担そうなら、まずは胸の上から始めます。
  • 泣き始めたら長く我慢させるより、抱いてあやして次にまた試します。
  • 寝ながらうつ伏せになっていたら、すぐにあおむけに寝かせ直します。
참고한 자료

この記事は、AAP、NICHD、CDCの公式資料と保健福祉部の発達ガイドをもとに、生後0〜3か月のタミータイムの理由と方法をまとめました。