口元へ手が向かおうとする子に、親がやわらかいボールと手つなぎで別の安心を見せてあげるイラスト

指しゃぶりする子、
取り上げずにやさしく減らす方法

絵本を見ているうちに手が口へ向かい、車の中で静かになったと思ったらまたしゃぶっています。寝る前に電気を消すと、手はすぐ口へ向かいます。親はすぐにやめさせたくなりますが、子どもにとってその指は、眠さや退屈さ、慣れない気持ちをなだめる、いちばんなじみのある方法なのかもしれません。

📋 この記事で見ること

  • 2〜4歳の指しゃぶり、いつから減らしていけばいいか
  • 叱るとなぜもっとしゃぶるようになるのか
  • 寝る前、退屈なとき、不安なときに置きかえてあげる方法
  • 保育園と家庭で同じ方向にそろえる方法

💬 まず一言でいうと

一言まとめ
指しゃぶりを減らすことは、手を取り上げることではなく、指が必要だった時間を別の安心に置きかえてあげることです。

🤔 なぜ言ってもまたしゃぶるの?

しゃぶる行動は、とても早い時期から見られます。お腹の中で赤ちゃんが指をしゃぶる様子も観察されています。

生まれたあとも、しゃぶる行動は子どもに安心を与えます。お腹がすいていなくても指をしゃぶる理由は、ここにあります。

2〜4歳の子は、言葉が増えても、眠さや退屈さ、緊張、つらさをすぐに言葉で表すのは難しいものです。そんなとき指は、説明なしでも使える小さな安心になります。

🌱 今、減らしていってもいい?

始めるときと、もう少し見守るときを分けてみましょう。

指しゃぶりは一度にやめさせるより、暮らしの中で少しずつ減らしていくほうがつらくありません。

  • もう少し見守って大丈夫です満2歳前後で、寝る前や慣れない場所でちょっとしゃぶる程度なら、まずはパターンを見ます。自然に減っていく子もたくさんいます。
  • 昼の時間から減らしていけます満3歳が近づき、画面を見るとき、退屈なとき、つらいときに手がよく向かうなら、昼から小さな練習を始めてもよいでしょう。
  • まずは歯科に相談しましょう前歯が開いて見えたり、上の前歯が前に出ているように見えたり、口を閉じづらそうなとき、指の皮膚がよく荒れるときは、小児歯科に相談するのがよいでしょう。

米国小児科学会(AAP)と米国小児歯科学会(AAPD)の資料は、満3歳以降も続く場合に相談をすすめており、米国歯科医師会(ADA)は満4歳以降まで強く続く場合は歯への影響を確認するよう案内しています。

歯の心配
永久歯が生える前にやめると、前歯が開いたり前に出たりした変化は元に戻ることが多いです。こわがらせるより、その子に合った減らす順番を組むほうが現実的です。

👀 いつ手が向かうのかをまず見ます

同じ指しゃぶりでも、手が向かう瞬間は子どもによって違います。その瞬間がわかると、代わりに渡してあげるものも変わってきます。

  • 寝る前やお昼寝の前には、眠気がたくさん来ます。
  • 画面を見るとき、車の中や待っているときは、手にやることがありません。
  • 降園直後や慣れない場所では、緊張が先に立ちやすいものです。
  • つらいことがあったあとは、言葉より体が先に反応することがあります。

🔁 叱るとなぜもっとしゃぶるの?

手の甲をたたいたり、人前で恥をかかせたりすると、子どもは指を失ったうえに、気持ちまでもっと不安になります。

不安な気持ちは、また安心を探させます。だから罰は、行動をなくすよりも、隠れてするようにさせてしまうことがあります。

子どもが「指がなくても大丈夫」と感じる経験が積み重なって、行動は減っていきます。その経験は、おどしではなく、別の行動でつくられます。

🎯 減らす順番はこう組んでみましょう

  1. 一週間、いつ・どのくらいしゃぶるかを見ます。

    手が向かう時間は、たいてい繰り返されます。寝る前、車の中、画面を見るとき、降園直後のように、よく出てくる場面を2つだけ先に見つけます。

    小さく 一日中記録しなくても大丈夫です。寝る前と車の中だけ書いても十分です。

  2. 手が向かう前に、握るものを渡します。

    すでに口に入った手を引き抜くより、手が向かう前に別のものを握らせるほうが、ぶつかりにくいです。

    眠いとき 手をつないでトントンしたり、短い歌を歌ったり、小さなぬいぐるみを抱かせたりします。

    退屈なとき シールはがし、ブロックはめ、やわらかいボール握りのように、手が忙しくなることを用意します。

    緊張したとき 言葉で説得するより、まず抱きしめてあげる、静かな場所、なじみのぬいぐるみのように、体が落ち着く方法を渡します。

  3. しゃぶらずに過ぎた瞬間を、その場ですぐ言ってあげます。

    「しゃぶっちゃだめ」より、「ボール持ってたね」「ぬいぐるみ抱っこしてたね」のほうが、よく残ります。子どもが今した行動に気づけてこそ、次もその行動を取り出せます。

    短く 過ぎたあとで長くほめるより、その瞬間に短く言ってあげてください。

  4. 昼から減らし、寝る前はいちばん最後に減らします。

    寝る前の指しゃぶりは、子どもにとっていちばん大きな安心であることがあります。最初から夜の眠りを止めようとすると、ぶつかり合いが大きくなりがちです。

    順番 画面を見るとき、車の中、退屈な昼の時間から始めます。昼にうまくいくことが出てきたら、お昼寝の前、その次に夜寝る前へ移します。

  5. またしゃぶっても、最初から失敗したわけではありません。

    具合が悪い日や疲れた日、新しいきょうだいが生まれた日、保育園のクラスが変わった日には、また増えることがあります。子どもが前の方法を取り出しただけです。

    親の気持ち 叱る代わりに、睡眠や食事、休む時間をまず整えて、昼の時間の基準だけを静かに続けます。

🚫 この方法は避けたほうがいいです

取り上げるより、置きかえてあげる

手の甲をたたく
줄여요手が口へ向かうたびにパチンとたたいたり、「またしゃぶってるの?」と大きな声で言ったりします。
대신해요手が向かう前に手をつないであげたり、やわらかいボールのように握るものを先に渡します。
恥をかかせる
줄여요友だちや家族の前で「赤ちゃんみたいになんでそうなの?」と言います。
대신해요人前では大きく反応せず、静かにそばへ来て、別の行動を見せてあげます。
苦い薬品を塗る
줄여요罰のように急に塗って、口に入れる瞬間を不快にします。
대신해요昼の時間の代わりの行動と、気づいてあげることから始めます。装置や薬品は、小児歯科と相談したうえで決めます。
指を引っぱる
줄여요口に入った指を力ずくで引き抜きます。
대신해요「この手でくまさん抱っこしよう」のように手の行き先を見せて、子どもが移す瞬間を待ちます。

🤝 保育園ではどう合わせる?

保育園で指をしゃぶると、親の気持ちはもっと焦ります。それでも先生にまずお願いするのは、「叱らないでください」です。

家でしている方法を一つだけ共有してあげてください。お昼寝の前にはぬいぐるみを抱かせる、待つときには小さな手遊びを渡す、というように、保育園でもできる方法がよいです。

❓ よく迷う質問

おしゃぶりは指しゃぶりよりいいですか?

とても小さい赤ちゃんなら、おしゃぶりのほうがやめやすいことがあります。でも、すでに指に慣れている2歳以上の子に、新しくおしゃぶりを与えるのは、ふつうよい方法ではありません。手を使うことを増やすほうが現実的です。

何歳まで見守っていてもいいですか?

多くの子が満2〜4歳の間に自然に減っていきます。ただし、満3歳以降も昼と夜に強く続いたり、満4歳以降まではっきり続いたりする場合は、小児歯科に相談してください。

寝るときだけしゃぶるのですが、これも減らすべき?

昼はほとんどなく、寝つくときだけちょっとしゃぶる程度なら、まずは昼の時間に別の安心の方法を増やす練習をします。夜の眠りは子どもがいちばん頼る瞬間なので、いちばん最後に減らすほうがつらくありません。

小児歯科にはいつ行けばいいですか?

前歯が開いて見えたり前に出ているように見えたりするとき、口を閉じづらそうなとき、指の皮膚がよく荒れるときは相談してください。満4歳以降も強く続くときも、小児歯科の評価を受けてみるとよいでしょう。

📝 今日やってみること

一つ変えるだけでいいです

  • いちばんよくしゃぶる時間を一つ選びます。寝る前、車の中、画面を見る時間のうち、たった一つだけ決めてください。全部を一度に変えません。
  • その時間の前に、手に渡すものを先に置いておきます。小さなぬいぐるみ、やわらかいボール、シール、ブロックのように、手が忙しくなるものを、見える場所に先に置きます。
  • しゃぶらずに過ぎた瞬間を、その場ですぐ言ってあげます。「ボール持ってたね。」「ぬいぐるみ抱っこしてたね。」子どもがした行動を、そのまま言ってあげてください。
今日は一場面だけ
指しゃぶりは、親が間違えたから出てきた行動ではありません。今日は、手がいちばんよく向かう瞬間を一つだけ選んでみてください。寝る前なら手をつないで歌を一曲、車の中ならやわらかいものを一つ、というように、子どもが受け入れやすい方法から始めれば大丈夫です。
小児歯科の相談
満4歳以降も強く続いたり、歯のかみ合わせが心配だったりするなら、家でもっと強く止めようとするより、小児歯科と一緒に減らす順番を組んでください。
참고한 자료

✍️ このコンテンツは、アイムムルが自分たちで資料を調べ、まとめて作った資料です。下の資料もあわせて参考にしました。